辞めたのが丁度、小名浜の花火大会の日だし、理由は暑くてやってられないからだったはずです。
その日に給料を精算して、小名浜を去ったのです。
後から近所のオバサン達が言うのは、散々お店の文句を言って、自分が犠牲者みたいな話までしていたらしいのです。
「こんな店辞めてやる!」「あのババアと店長は鬼だぁ」
元々土浦のプレイメイトでも働いた事もあるし、桜町では知らない人が居ない程のベテランのボーイさんでもあるのです。
ただし自分からすれば、まったく仕事はしないし、文句ばかり言うし、役に立たないが本音でした。
毎週、土浦へ帰っては大酒を飲み、お店の愚痴をバラまいていた事実も知っています!
人の悪口を酒の肴にして大酒を飲み、時には出勤を忘れたかのような状態で休んだりもしました。
話は嘘だらけだし、本当の事なんて一つもなかったし、何か言えば必ず昔は管理職をしていて、ここは成っていないが口癖でした。
時には九州から俺の親友が攻撃しに来るなんて、馬鹿な話をされた事もあったんです。
自分の基本は去る者追わずですから辞める時も、はいそうですかで精算もしたわけです。
辞めて仕事を転々として、最後は仕事も無くなり、生活に困り果てて桜燐に戻りたいと話をしに来たのです。
体は痩せこけてしまい、気力も体力も失い、何日も水しか飲んでいない話です。
好き勝手な事ばかりやって置いて、それは無いよの世界です。
とりあえずお金を渡して、土浦に帰ってもらいました。
やり直せるかどうかの勝負で、土浦に帰したわけです。
気持ちがあれば、もう一度戻ってくるし、そうでなければ2度目は無いって事です。
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